
リディー&スールのアトリエは、コーエーテクモのガストから発売されている錬金術士をテーマとしたRPGシリーズである「アトリエシリーズ」のゲームになります。アトリエシリーズはさらに複数のシリーズに分けられており、本作は「不思議シリーズ」の第3作目です。
また、本作はDX版(リメイク版)になります。DX版は無印版(2017年発売)にDLC(ダウンロードコンテンツ)やシナリオなどの追加要素を加えたものになります。
第1作目(ソフィーのアトリエ)と第2作目(フィリスのアトリエ)のレビューはこちら



私はSwitch版をプレイしました!
タイトル | リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~ DX |
発売日 | 2021年4月22日 |
ジャンル | 錬金術再生RPG |
総合評価 | 83点 |
プレイ時間 | 50時間以上 |
価格(定価) | 5,280円 |
価格(割引時) | 約4,000円 |
プレイの快適度 | |
プラットフォームの種類 | Switch、PS4、Steam |
ゲーム概要
リディー&スールのアトリエは、コーエーテクモのガストから発売されている錬金術士をテーマとしたRPGシリーズである「アトリエシリーズ」のゲームです。

本作のポイントは、マップの探索や戦闘で材料を「採取」し、錬金術で材料を「調合」してアイテムを作成することです。作成したアイテムは探索や戦闘で使用することができます。
前作のフィリスのアトリエから、いくつかシステム面の変更があります。
それぞれのポイントについて、説明します。
本作は通常の郊外マップと絵画世界の絵画マップの2種類あります。一つ一つのエリアはそれなりの広さです。

エリア内には敵や採取場所がシンボルで存在しています。敵に触れると戦闘になり、採取場所では材料を採取できます。

戦闘はターン制です。キャラクターごとに行動を選択できます。行動を選択した後、右のレーンの順番に沿って戦闘の処理が行われます。今作から戦闘中にアイテムを調合し、即時に使用してさまざまな効果を発生させる「バトルミックス」があります。

調合では採取した材料を元にアイテムを作成できます。調合はパズルのようになっており、色のついた枠に同じ色の材料をはめることで、効果ゲージが増加し、より効果の高いアイテムや同じアイテムでも違う効果の持つアイテムを作成できます。

また、マスを変更するアイテム「触媒」や色を変更するなどの効力を発揮するアイテム「活性化アイテム」があります。

なお、作成できるアイテムはレシピを発想することで増やすことができます。レシピを発想するためには採取や戦闘など様々な条件があります。

良かったポイント
ストーリーは中世ファンタジーな世界観で、シリアスな展開も少なく、基本的には明るく楽しくゆるい感じでした。「家族愛」をテーマとして描かれており、本作で不思議シリーズとしては完結します。
歴代の主人公や過去作の登場人物も多く登場しました。キャラクターのデザインは可愛い系であり、主要キャラクターにはCVが付いています。

本作はマルチエンディングであり、条件を満たすことで個別のエンディングを見ることができます。ノーマルエンディングからトゥルーエンディングまで存在するため、プレイされる方はぜひトゥルーエンディングを目指してほしいです。
キャラクターごとや場面ごとにBGMが用意されており、前作同様かなり良かったです。また、OPやEDも用意されていました。
個人的には、OPの「クローマ」が一番好きです。
調合や戦闘などシステム面では大きな不満はなく、過去作の良いところを組み合わせた内容で、完成度が高かったです。
特に前作のフィリスのアトリエで不満だった「移動が不便」や「調合での素材要求数が多い」がすべて解消されていたのは良かったと感じました。
悪かったポイント
過去作のキャラクターが多く登場するため、本作のストーリーを楽しむためには過去作のプレイが必須です。
これらをクリアするのに合計で約70時間はかかるため、ゲームシステムは本作が一番良いのですが、どうしても楽しむためのハードルが高いと思いました。本作はシリーズ物であるため、仕方のない部分ではあります。
まとめ
- ファンタジーな世界観で、明るく楽しいストーリーが好きな人
- ゲームのBGMにこだわりのある人
- 材料を集めて、調合するという繰り返しの作業が好きな人
- 過去作をプレイしており、不思議シリーズが好きな人